お手紙どうぞ
「お手紙どうぞ」

<story>

「お手紙ですよ〜」

飛行竜便が届きました
「まぁ、どなたからでしょう?」彼女は嬉しそうです
彼はそんな彼女を見て、やきもきしています
彼女と彼が恋人同士ということは周知の筈なのに、
綺麗で優しい彼女には恋文が毎日のように届きます
虹色オウムには「君には見分不相応な彼女だからねぇ」
といつもからかわれてばかりです

でも、彼女を想う気持ちは誰にも負けません
声を大にして言いたいけれど、またからかわれそうで口をつぐんでしまいました
彼女はそんな彼を見て、不思議そうに首を傾げるばかりです

今日のお手紙は親友からのお茶会へのご招待でした・・・
良かったね

<comment>

舞台は小さな島々が点在する地方で、それぞれの島に1〜2軒ほど家があります
この島には、この3人(?)が住んでいます
電話なんて無いので、通信はもっぱら飛行竜便です
一軒に一獣必ず飼われています
竜はお使いでこの地方を忙しく飛び回っているので、人々に「竜の庭」と呼ばれています


'03.07.10
Painter7.0/PainterClassic1.0



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